アウトバウンド事業

植物由来樹脂製品の耐熱成形事業・コンサルティング

Plant-Derived Resin Molding & Consulting

耐熱射出成形技術を用いた製品製造

成形業者様とのタイアップで、弊社の耐熱射出成形技術を用いたPLA樹脂製品製造や、その他の植物由来製品製造、並びに他社で製造した植物由来樹脂製品の耐熱加工を請負います。

PLA成形に適した金型製造・改造コンサルティング

PLAや他の植物由来樹脂は、特異の物性、特徴を持つため、その特徴に合致した金型製造・改造のコンサルティングをいたします。補助金を活用した金型製造、成形機等購入のお手伝いもいたします。

樹脂選定のコンサルティング

巷では、いくつかの種類のPLA樹脂が出回っておりますが、それぞれ物性、製造方法の面で相違があります。製造を希望される製品に合わせた樹脂の選定から供給、成形方法等のコンサルティングをさせて頂きます。

PLAの生分解に関するコンサルティング

PLAは、一定の条件下で生分解して土に還ります。生分解のノウハウを、蓄積したデータを用いてコンサルティング致します。

樹脂製品の海外販路拡大、海外進出のコンサルティング

PLA等植物由来製品の海外展開に関し、ご相談下さい。弊社独自で持つ海外ネットワークをご紹介致します。

当社独自の技術で開発したPLA樹脂の特徴

Feature

従来のPLA樹脂の弱点

PLA樹脂は、その粘りや柔軟性において、ABS樹脂(石油由来で一般的に工業製品に使用されているプラスチック樹脂)に比べて弱く、耐衝撃性も弱いこと、また最大の弱点は耐熱性が低く、金型を使った射出成型などの使用においても、問題点が多いのが現状です。

巷では、バイオプラマークが普及し、バイオマス30や50などのマークを見かけますが、これはPLA樹脂の耐熱性を克服するためにPLAとある種の無機物や、従来の石油由来の原料を混ぜ合わせたもので、残念ながら純粋なPLA100%ではありません。

確かに、全成分におけるPLAの割合が30であれば、その製品の内の30%まではCO2削減をしたことにはなりますが、結局生分解はしないため、最終的には分解されずマイクロプラスチックになる可能性は大です。

リサイクルをすれば良いのではという意見もありますが、製品を溶かして再度塑性するケミカルリサイクルをしようにも、不純物が混じっているために同じものができず、結局マイクロプラスチックになる運命を辿ることになります。

100%PLA樹脂の耐熱性射出成形技術

このたび私たちは、「100%PLA樹脂の耐熱性射出成形技術」開発に成功し、約150℃までの耐熱性を確保することができました。

これまでの100%PLA製プラスチック容器では不可能であった電子レンジでの使用や、航空機の機内食用食器や給食用食器、一般家庭の食洗器への対応も可能となったわけです。

脱炭素社会と循環型社会の実現に向けて、我々の技術を用いて石油由来プラスチックを、バイオマスプラスチックに置き換えてゆくよう、世界規模での働きかけをしてゆく所存です。

プラスチック成形技術者並びにバングラデシュ人労働者のご紹介

Plastic Molding & Bangladeshi Workforce

言うまでもありませんが、成形機、樹脂が揃っても、実際成形機を動かす人材がいなければ製品製造ができません。
弊社は、バングラデシュ国の政府並びに民間企業と長い関係を築いており、現地のプラスチック成形工場と人材の交流をしていおります。
成形技術を持った人材も豊富ですので、技能実習生、特手技能人材、エンジニアとして、人材のご紹介を致します。

海外販路開拓実務並びに海外進出コンサルティング

Trading Business

PLA製品に留まらず、日本製の製品や生産物の海外の販路開拓に関し実務を請負います。
また、弊社独自の海外ネットワークを用いて、各国での現地バイヤーをご紹介し、事業として稼働するまでフォローさせて頂きます。

有機抹茶の世界展開に向けた新たな取り組み ~株式会社四位農園との業務提携について~

弊社では、これまでバイオプラスチック(PLA)を用いたプロダクト開発に取り組んできましたが、その一環として、抹茶用の茶さじ、茶筒、茶碗といった製品をPLA樹脂で製作するプロジェクトを進めておりました。

そんな折、ひょんなご縁から 株式会社四位農園の代表と出会い、同社が生産する有機抹茶をともに海外展開していくお話へと発展しました。

株式会社四位農園について

四位農園は、年間8,000トンもの野菜を栽培し、自社工場にて冷凍加工までを行う、国内最大級の農地所有適格法人です。
徹底した品質管理と環境配慮のもと、希少な オーガニック抹茶 の生産も手がけており、その高品質な抹茶は国内外で注目されています。

四位農園の風景
世界が注目する“抹茶ブーム”の中で

弊社は、かつて商社としての事業展開も行っていた背景から、いくつかの海外販路を保持しております。
現在、欧米をはじめとする多くの国で「抹茶」への関心が高まっており、世界的な“抹茶ブーム”の真っ只中にあります。

このようなタイミングの中、四位農園とのタイアップにより、宮崎・霧島連峰で生まれたオーガニック抹茶を、世界へ発信する取り組みをスタートいたしました。

今後の展望と業務提携について

今回の取り組みに際し、弊社と四位農園は業務提携を締結する運びとなりました。

本事業に関しては、「Trading Business」ページ内にて情報を随時更新し、抹茶のグローバル展開に向けた進捗を発信してまいります。
今後の展開にご期待ください。